自由な作風が魅力。今井律子さん作品展”手のゆくえ”
2016.5.22last updated: 2019.11.5
器や陶芸、ものづくりが好きな方にはぜひ見ていただきたい。ほのぼのとかわいらしい作品たちが鎌倉にやってきます!marでの展示は2年ぶりになります。
イギリスにて陶芸を学び、現在は栃木県の益子町に工房を構える今井律子さん。
独特の発想から生まれた、人や動物をかたどった作品は、かわいらしさの中にユーモアが滲みます。独特な形のポットをはじめ、お皿や小鉢、ポットなどの器はもちろん、花器、ちいさなオブジェ、人型のポットやブローチなどを制作しています。そんな今井さんの作品からポットとブローチをご紹介。
ひょろりと伸びた蓋のてっぺんに、おだんごやおかっぱヘアなど、さまざまな顔がちょこんと付いたポット。丸みのあるフォルムと落ち着いた色味で温かい印象。見ている人を和ませてくれます。
でも決して媚びることのない、独自の世界を持っているのが魅力です。そしてつい手にとって撫でたくなるような質感。蓋付きなので、大切なアクセサリーや小物入れとして机周りに。鍵入れとして玄関に置いたり。食卓や居間に置いても、部屋の雰囲気を柔らかくしてくれそうですね。
おしゃれな三姉妹やクマ、めがねなど。よく見かけるモチーフだけど、どこか違う。三姉妹は頭に鳥や花を乗せ、クマはブルーベリーを食べています。
一見かわいらしいけど、ほんのちょっぴり毒のあるブローチはどれも自由で、対象や使い勝手を選びません。シンプルな装いの胸元に添えるだけで、遊び心とセンスがぐっとアップ。帽子やカバンにつけるのもおすすめ。いくつか組み合わせて、自分なりの物語を作っても楽しめそうですね!
最近は今までのろくろや型の手法に加え、”手びねり”での制作をしている今井さん。
1日に作れる数は、ろくろとは比べものにならないほど少ないですが、1から10まで手のみで作るという原始的な手法が、頭の中のイメージをより明確に形にすることに適していると思ったそうです。
どんな手法を用い、作風が幅広くても自分の“手のくせ”はあり、そこには必ず自分らしさがある。どの作品にも共通した”手の感じ”を見てもらえたら、と今井さんは考えてらっしゃいます。今回は定番に加え、”手びねり”で作った新しいものを見ていただける、はじまりの展示会になります。
他にも柔らかなフォルムのお皿やカップなどのテーブルウェアも並びます。ほのぼのとかわいらしい、でもよく見ると不思議。ぜひ、そんな世界に誘い込まれてみてください。
今井律子さん作品展「手のゆくえ」
会期:2016年6月2日(木) – 6月5日(日)
営業時間/11:00 – 18:00 *最終日は17:00まで
※ ブローチはお一人様一種類につき、お一つまでとさせていただきます。
たくさんのご来店をお待ちしております!
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