梅雨が明けると、本格的な夏がいよいよやってきます。
つい気持ちのいい海へ足が向いてしまいがちですが、涼しい森林浴を体感できる「葛原が岡・大仏ハイキングコース」をご紹介したいと思います。人気の観光名所を巡ることもでき、初めて訪れる人も存分に楽しめます。午前中はまち歩き、午後はハイキングといったプランはいかがでしょう。

午前中は、鎌倉駅近くの鶴岡八幡宮へ訪れてみてください。本堂へ参拝した後はぜひ季節の花を見ていただきたいです。７月は「蓮（ハス）」の見頃の季節。白と鮮やかなピンク色の蓮を見ることができますよ。早朝に咲き始め、昼頃には閉じてしまうので注意したいところですね。

その後は、本覚寺を通って妙本寺へ。木々が多く、本堂までの道のりはまるで緑のトンネルのようです。緑の香りに包まれて境内を歩いているとすうっと心身共に清々しい、心地のいい気分になります。本堂前では、橙色の花が美しい「ノウゼンカズラ」を見ることができます。あじさいの季節が終わり、夏の鎌倉を彩ってくれます。

いよいよ、ハイキングコースを目指して出発です。
鎌倉野菜が買える市場“鎌倉市農協連即売所”(通称：レンバイ)へ行ってみましょう。ここでは獲れたての旬で新鮮な季節野菜を育ての農家の皆さんから直接買うことができます。せっかくなら鎌倉野菜を買って、お昼は皆でサンドウィッチを作る、なんて楽しそうですね！

ハイキングコース入口は、高徳院大仏辺りになります。由比ヶ浜通りを歩いて、お店巡りをしながら長谷方面へ向かいましょう。途中、marも通り沿いにありますのでぜひお立ち寄りください。

高徳院まで歩いたら、大仏横の道をしばらく進むとトンネルが見えてきます。
脇の階段を上がって、いよいよハイキングの始まりです。終着点は北鎌倉駅。所要時間1時間半が目安です。

山に入ると地上と違い気温が低く、涼しいのがうれしい。平日は人も少なく、まちの喧騒から切り離された静かな空間です。雨が降った翌日ですと、泥道や水たまりもあるため滑ることもあります。念のため着替えがあると便利です。

ぬかるんだ道では木の根っこが足がかりになって、滑らず歩けますよ。木々に囲まれマイナスイオンを肌で感じることができ、とても気持ちがいいです。

しばらく歩くと「樹（いつき）ガーデン」の看板が見えてきます。”森に浮かぶ天空のカフェ”とも呼ばれているこのガーデンでは、四季の自然を眺めながら食事やお茶をいただけます。頂上の源氏山公園に着く前に休憩を取りたい場合やトイレが必要になった場合は、ここで一息つくのもいいですね。眺めのいいテラス席がおすすめです。

しばらく歩くと源氏山公園に到着です。ここで昼休憩を取りましょう。源氏山公園は一見、どこが源氏山公園か分かりにくいですが、山がいくつかの公園に分かれています。

早速レンバイで買ってきた野菜をカットし、皆でチーズやハムなどもパンに挟んで食べたら美味しいでしょうね。簡単ですが、ひと手間かけて皆と食べる食事は絶品です。その場の雰囲気も合間って、美味しい、楽しいランチタイムになりそうですね。

深呼吸をしてひと息ついたら、いよいよ後半戦です。鳥居をくぐった先にある、人気の観光名所、銭洗弁天で金運アップをお願いしましょう。ザルに入れたお金を境内に湧く泉の水「銭洗い水」で洗うと、お金が何倍にも増えると言い伝えられています。銭洗弁天を出た後は、北鎌倉駅へ。喫茶店でひと休憩してから帰路に着いてもいいかもしれませんね。

今回のようなハイキング、キャンプにお供させたいのが土佐刃物の「くじらナイフ」です。
パンやハムを切ったり、果物の皮を剥いたりと、持っていると重宝します。
このくじらナイフは、ホエール・ウオッチングの里、高知のアピールと共に700年余りの伝統を誇る土佐刃物のよさを生かし、１つ１つ鍛造で作られています。当初は「子供用のナイフをつくってほしい」というあるお母さんからのオファーを受けて製作したそうです。marではこちらのニタリくじらとマッコウクジラのお取り扱いがあります。
愛らしいシルエットと、鉄ならではのやわらかな持ち心地。なによりシャープな切れ味が人気のアイテム。丈夫なイタリア製牛皮のケースに入れて持ち運べるのがうれしいですね。
箱もお洒落なのでプレゼントにも最適です。ハイキング、キャンプ好きの友人へ。鉛筆削り、木工用として小学校入学祝いでお子さんへのプレゼントにもいいですね。大人も子供ももらってうれしい１品です。