
先祖代々受け継いだ織り技術から生まれた特別なショール
Premium Baby Alpaca Shawl
Fashion
この度ボリビアからMARへ届いたプレミアムベビーアルパカを贅沢に使用したショールをご紹介します。
アルパカはアンデス山脈の湿潤高原地帯(海抜およそ3,000~5,000m)に生きる動物。高地の過酷な環境から身を守るために備わった毛はとても暖かく、保温や放熱、また放湿性に優れているのが特徴です。毛の内側に空洞があることで暖かな空気を含み保温力につながっているそう。ウールやキャメルなど様々な繊維がありますが、アルパカの毛は特に繊維が細いです。そのため、とてもしっとり。そして柔らか。それなのに毛玉になりにくいという丈夫さもある魅力的な繊維です。
そんなアルパカ繊維には、ベビーアルパカと呼ばれる希少な繊維があります。アルパカ繊維のおよそ15%のみ、と言われるのは大人になる前までに刈られるため。より一層柔らかいのが特徴です。
そしてその中から、さらに僅かしか取れないのが、「プレミアムベビーアルパカ」。
あまり聞き慣れないほど希少なこちらの繊維は、バリカンではなく、丁寧に梳きばさみで刈られます。プレミアムベビーアルパカは、日光への露出が少ないために、絹のような上質な柔らかさ。今回ご紹介するショールは、アルパカ繊維の中でも、最高品質のプレミアムベビーアルパカが使われています。
ペルーと並び、多くのアルパカが生息するボリビアは、あの美しいウユニ塩湖などが有名ですね。日本の3倍以上の広さを持つボリビアは、国土の1/3をアンデス山脈が覆う広大な自然が魅力。また、ラテンアメリカの先住民的文化に、西洋の風を受けた独自の文化が多くの人々を魅了しています。
しかし、紛争の歴史が長く、実際の人々の暮らしは貧しいという面も。豊かな天然資源を持ちながらも、農業などの産業は、高地ならではの過酷な環境に適さず、貧富の差が目立ちます。妊婦の母子死亡率が世界的にも高く、弱い立場にある女性たち。子供を産んでもシングルマザーとして育てなくてはならなくなる事も多く、彼女たちは子供を置いてでも、働かなければなりません。親から離され育った子供たちは、犯罪や麻薬に手を染めてしまう事もあるそうです。そうした中で、さらに貧困は深まり、また伝統技術や資源も衰退していきます。
私たちはこちらのショールを通して、募金などの支援ではなく、ボリビアの大自然と、女性たちが本来持っている意思と力を持って自立することのできるよう、技術支援や環境整備、販路開拓を行い、一時的ではなく持続可能な暮らしの向上を目指しています。

こちらのショールは、ボリビアの女性たちが先祖代々受け継いできた「テジドの祖先」(古代の織り方)と呼ばれる織り技術から生まれています。織物は1万年以上前から続いてきたと言われるアンデス文化の一つ。遠い昔から紡がれてきた技術を使い、アルパカに負担をかけない頻度で刈られた繊維で、機織り機を使い、ひとつひとつ丁寧に織られています。そんなボリビアならではのアイテムによって、作り手である女性たちや、その家族たちの暮らしの向上が図られてきました。
ヘリンボーンに似た複雑に織られたこちらのショールは、模様による僅かな凹凸が、さらに空気をよく含んで非常にあたたか。自然な重量感と、とびきりのなめらかさで、身体を優しく覆います。幅広の大判サイズなため、コートのように羽織っていただくと、本当にあたたか。肌寒い季節の変わり目は、朝晩で気温も変わりやすく、着るものに悩むこともしばしば。そんな時は、畳むとコンパクトになってしまうこちらのショールを持ってお出かけすれば間違いありません。
環境に、そして素材に優しく、持続可能な製法で作られたショールは、お洗濯も他の織物に比べて少なくて良いそう。手洗いで優しく扱えば、世代を超えて愛用できるほどの一生モノです。
ショールの色合いもオフホワイトとライトグレイの優しい2カラーで、触れる前から心和む一品。フリンジに及ぶまで、まるでアルパカを撫でているかのような柔らかさが感じられます。主張はしないデザインながら、極上の素材があたたかな存在感を放つショール。気づけば手放せないわたしのお気に入りとして、傍に置いておきたいアイテムになります。
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